「あのりふぐ」とは、伊勢湾を含む遠州灘から熊野灘にかけての海域で漁獲される
体重700グラム以上の天然トラフグのことで、
志摩の国漁業組合の安乗(あのり)漁港を中心に水揚げされることから
「あのりふぐ」と呼ばれています。
志摩の新しい冬の味覚「あのりふぐ」
「あのりふぐ」の漁は「延縄」と呼ばれる漁法で行います。
「延縄」はマグロ漁などで用いられる漁法で、「幹縄」と呼ばれる長いロープに、
一定間隔に釣針が付いています。
延縄の長さは数キロメートルに及びます 。
あのりふぐ漁は深夜に出講します。
延縄(はえなわ)の仕掛け
深夜、漁港を出た漁船がそれぞれの漁場に着くと、日の出を待って一斉に漁が
始まります。
寒風が吹きつける冬の海で、釣針ひとつひとつに餌を付けながら延縄を海に
仕掛ける作業は大変厳しいものです。延縄を仕掛け終わり、しばらくすると
引き上げ作業にかかります。
ゆっくりと延縄を引き上げると、一匹、また一匹と海中から白い腹を一杯に膨らませた
「あのりふぐ」が海面に現れます。
潮焼けした漁師たちの顔に嬉しそうな表情が浮かぶ一瞬です。
釣り上げられたあのりふぐは、イケスの中で噛み合って魚体に傷がつかないように、
するどい歯を切り取ってからイケスに入れられます。
日の出と共に漁が始まります
釣り上げられる「あのりふぐ」
美味しそうでしょ?
一匹づつ丁寧に釣り上げられます
夕刻、「あのりふぐ」の水揚げが最も多い安乗漁港では、仲買人以外にも
入札の権利を持つ旅館や料理店の店主が集まります。
そして漁船が帰港すると、仲買人たちはイケスで泳ぐ「あのりふぐ」の品質を
素早く見定めて、船上で一隻ずつ入札が行なわれます。ピーク時には何十隻もの
漁船が集まるため、入札は次から次へと漁船の上を移動しながら行われることに
なります。
一見、面倒そうに見えるこの入札方法は、魚に触れる機会を最小限にして、
魚体に傷をつけないようにするためで、より良い品質のトラフグを消費者の皆様に
お届けするための知恵なのです。
今日のあのりふぐも元気が良いぞ!
帰港順に入札を待ちます
イケスで泳ぐ「あのりふぐ」
「○○水産さん!落札!」
ベテラン漁師たちが釣り上げた「あのりふぐ」は、入札が終わるとすぐに旅館や
飲食店に運ばれます。
「あのりふぐ取扱認定店」が志摩の国だけに限定されているのは、
「新鮮な食材を新鮮なうちに」提供したいという、私達の想いから。
産地ならではの新鮮な冬の味覚をたっぷりご賞味ください!
「あのりふぐ」は登録商標です
重さを量った後すぐにお店に運ばれます
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